日本公文教育研究会 久留米事務局 於保局長とお話して

 ご卒園児のお母様を通して、昔の古巣とも言うべき日本公文教育研究会 久留米事務局より、於保局長がいらっしゃいました。

 初対面であるにも関わらず、大変嬉しいことに『公文式がわかる なぜ、自分で考え、自分で学び、伸びていける子が育つのか?』(くもん出版)という本をいただきました。
 そのプロローグとしての一節に、こんなくだりがありました。

 『少数のエリートを育てる英才教育が主流だったシンガポール。近年、全ての子どもの学力を向上させる方向に、政策が大きく転換されました。資源のない小さい国では人材こそ宝です。公文式で我が子を伸ばしたいと願う親や、自らの可能性に挑戦しようとする子どもたちがたくさんいます。』(上記、11P・12Pより引用)

 
 「人材こそ宝」
 この言葉は、特に今の日本がより強く意識することが必要のように感じます。
 まさに、こんな時代だからこそ、一人勝ちでは意味がないのです。
 
 本園も、その考え方の軸として、「どの子も育つ」というキーワードを掲げています。

 「うちの子は○○だから・・・」とか「私が運動が苦手だから、きっとこの子も・・・」

 そんな事を独り言のようにつぶやく方もおられますが、絶対にそんな事はありません。

 間違いなく、子どもは「今よりもっと成長したい」と心から願っています。

 私たちは、そんな子どもたちに向けて、教師として最も大切な仕事である「環境を創りだし、与えてあげる事」に注力しています。

 ぜひとも、そんな子どもたちの気持ちに応えようとする方々と共に協力し合い、日本の子どもたちの小さいながらも着実な成長を見届けたいと考えます。

 本日は、久留米の地よりご来園いただきました於保局長との出会いに、そしてこんな素敵な機会を与えていただいた卒園児の保護者様に心より感謝申し上げます。