レスリング大会

レスリング大会が毎年の恒例となり、
今ではしっかりと年長児の中に定着しつつあります。
振り返ると、
初めて鹿児島県の志布志市を訪れ、
当時の通山保育園の子どもたちを見て、
本当に驚かされた事を今でもハッキリと思いだすことができます。

静かな空気の中に
お互い正々堂々と勝負をする一瞬。

二人の子どもの真剣な表情と
相手の力を受け止め、
そして、自分の全力で押し返そうとする、
そんな中で自然とついて出る息遣い。

「こんな子どもたちが大牟田の地でも育ってくれたら、
どんなに素晴らしいだろう。」

今でもその想いは変わりません。
年長児のレスリング大会では
多くの保護者の皆様にお集まりいただき、
本当にありがとうございました。

当然のことながら、
勝負ですので、
勝ち、負けはあります。

普段の練習では勝つことができていた子も、
なぜかこの独特な雰囲気の中で
相手の子がいつも以上の力を出したりすることもありますし、
「いつものようにやっているはずなのに、なぜ?」
そんな気持ちになる子どもたちもたくさんいたのではないかと思います。

しかし、
それが勝負の世界。
保護者の皆様も、
もちろん我が子の勝ちを見届けたいと思われたと思いますが、
そこは、さすがたちばな幼稚園の保護者の皆様でした。

我が子の勝負が終わった後も、
同じクラスの子どもたちの勝負に真剣に声援を送っていただき、
全体がとても素晴らしい雰囲気の中で
会を終えることができました。

本当にありがとうございました。

年長の子どもたちは、
この短い時間の中で、
お互いを認め合い、
一緒に全力を出し切ることを学びました。

今日のこの日から
卒園までの間に
更に成長してくれる、
その大きなきっかけになったことは
言うまでもありません。